奇門遁甲(きもんとんこう)は、中国の宋から清時代に発祥したと言われている歴史ある方位学の事を言います。
現代の風水に少し似ているかな?と思う人も居るかもしれませんが、方位の吉凶を占う、見極める物としての歴史は古く、開運法としてだけの扱いでは不十分な気がします。
ですが、なかなか一般的な占いの館などでは見かけることが少ないために、どうしても認知度が低いことも事実です。
日本では、奇門遁甲(きもんとんこう)は兵法としての一面も持ち合わせていることから、個人の人生を切り開く方位を探す方位術として確立しているようです。
奇門遁甲(きもんとんこう)はどのような時に利用するのが良いかというと、ある日時の吉方位を割り出し、その吉方位に出かけたり、旅行をしたり、引越しをしたり、転職をしたりすると良いとされています。
単純に方位術として吉方位を割り出すだけの占術というわけではなく、奇門遁甲(きもんとんこう)は細かく目的別に方位を見る事が出来ると言うメリットがあります。
恋愛、病気、旅行、交渉事、営業など、その目的はさまざまなものがあると思います。
その目的別に吉方位を割り出せるというのですから、大変便利に活用する事が出来ると思います。
一般的にはあまり知られていないことが多いのがデメリットですが、奇門遁甲(きもんとんこう)には次のようなものがあります。
基本は八つの門を示す盤を使用し、八門には開門、休門、生門、傷門、杜門、景門、死門、驚門の八つの門から吉方位を割り出します。
文字を見ていると何となくわかるような気がしますが、吉方位は開門、休門、生門なのだそうです。
八門は、盤がなければ正確な方位を知ることはできませんが、人生を示すものとして、吉方位を見極める際には非常に重要な物とされています。
人生を有利に持っていける方角を決めるには最適の占術だと思います。
あまり知られていないとはいえ、主に、新居への引越しなどの際には利用してみると良いと思います。